隠れうつ病

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皆さんは、長いこと肩こりや腰痛で苦しんではいませんか?
整体や鍼灸に通っているけれど、ちっとも良くならないなんて人はいませんか?

あるいは体がだるい、胃の不快感、頭が重い、頻尿、めまい、動悸、発汗、口の渇き、胸やけ、などなど。とにかく体調がスッキリしなくて内科で受診をしてみたが、原因が分からないとか、薬を処方してもらったけれどちっとも改善されないという人はいませんか?

もしかしたらそれは「仮面うつ病」かもしれませんよ。
「仮面」というとちょっと分かりにくいですね。
あるクリニックでは患者さんに分かりやすく説明するために、正式名の「仮面うつ病」とは表現せずに「隠れうつ病」と表現しているそうです。この表現ならばピンとくるのではないですか?

そうなんです。長いこと不調だった体に、「うつ病が隠れている」という事なんですね。

精神症状が前面に出ていれば、うつ病の診断が容易にできるのですが、仮面うつ病は身体症状が前面に出るので、「体の調子が悪い」ということで、内科などの精神科以外で受診をしてしまうと判断が難しくなり、原因不明のままで治療を続けてしまうことになります。

うつ病のなかでは軽症ではありますが、うつ病治療ではない治療をいつまでも続けているうちに、症状を悪化させてしまい、仮面ではないうつ病になってしまうケースが多いようです。

仮面うつ病は、本人でも精神的なストレスを自覚していないので、自分がうつ病になっているなんて考えもよらないことでしょうが、知らず知らずのうちに人間関係や仕事、環境にストレスを受けているものなのです。

このうつ病は、真面目・几帳面・頑張りや・責任感が強い・仕事熱心などのタイプがうつ病になりやすいと明らかにされています。

症状を紛らわせようとしてアルコール・薬物依存症に陥るケースもありますし、子供の場合は、引きこもりや、イライラ、抑うつ感、不安感を紛らわせるために非行などの問題行動をおこすこともあります。
メランコリー型うつ病は一般的によく言われているうつ病のことで、メランコリー型の性格の人がかかるうつ病だと言われています。

メランコリー型の性格とは、秩序を重んじ、几帳面、真面目、仕事熱心、人間関係は律義で誠実、気配りがでて責任感が強い人だというもので、この性格の人はうつ病になりやすいと言われています。

日本では、このメランコリー型性格がうつ病診断の基準となっているのですが、最近の統計学的な研究では、「メランコリー型の性格とうつ病には全く関係がない」という結果が出ています。

確かに、この性格だからうつ病になるのであるならば、この性格の人はみんな具合が悪くなってしまいますね。
うつ病を発症する原因は、許容量を超えたストレスや不安によるものなんですよね。

とは言っても、この性格に該当する人が罹患していることは確かにあるので、この診断基準は基準として無視はできないところです。
「うつ病を発症する危険性がある人」という程度で認識しておけばよいでしょう。

症状は、瞬間的な気分の落ち込みではなくて、長期に渡って続くために、普段の生活に支障が出てくる。成功しても喜べず、失敗をすれば「やっぱり自分はダメな人間なのだ」と信じてしまう。

食欲がなくなる。味を感じない、食事が面倒という理由で食欲が落ちる。

睡眠障害。不安な気持ちや、ネガティブな考えで頭がいっぱいになり、眠れなくなってしまう。眠れても夜中に何度も目が覚めてしまう。朝は最悪の体調と気分の為に起き上がろうにも起き上がれない。

行動の変化。体や頭が重いために、発病前のように動けなくなり、起き上がることに苦痛を感じる。あるいは、落ち着きがなくなり体の一部をせわしなく動かすことが多くなる。

治療にはゆっくりと休養をとらせ、抗うつ剤の服用が不可欠になります。

うつ病の人には休養が必要になりますが、この型の患者さんは真面目で律義、責任感が強い人が多く、休むとなると「真面目にやらなくては」「休んでいる場合ではない」と考えがちになってしまいます。
しっかりと治療をしてもらうためには、周りの人達がうつ病に対して理解していることを示すと効果的で、うつ病の人が
「〜しなければいけない」というストレスを和らげることができます。
うつ病の人がゆっくりと治療を受けるには、周囲の人たちの
環境作りが重要となります。


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